巨人と契約していたサプリメントから禁止薬物検出。プロテイン選び大丈夫?



約3週間前に発表された、読売ジャイアンツとオフィシャルパートナー契約しているサプリメント会社の製品から、世界反ドーピング機構 (World Anti-Doping Agency) が禁止物質としている物質が検出されたニュースをご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか?

検出量も身体的影響もドーピング検査に引っかからない程微量で、更に会社自身がちゃんと報告したという事で、選手に影響は出なさそうですが、ドーピング検査があるプロスポーツと専属契約している会社でさえ、このような問題になる可能性がありますから、アスリートにとってサプリメント摂取は中々リスキーですね!

丁度、私が受け持っている、将来コーチになる学生向けのスポーツ救命処置のクラスでサプリメントについてを教えた日という、物凄くタイムリーだったので、生徒にこの話をさせて頂きましたが、アスリートにとってサプリメントって色んな意味で重要になってきます!





それは、もちろん筋肉の成長を含めたパフォーマンス向上の意味でもですし、ドーピングという「スポーツマンシップ」という面でも重要になります。広島のバティスタ選手が2か月に渡る2回のドーピング検査で陽性反応が出てしまい、6か月の出場停止処分が下されたのはご存じだと思います!

市販の医薬品に入っている成分ですら、プロスポーツでは禁止薬物としてみなされている物も多いため、サプリメント選びは本当に重要になってきます。

とても大切なのは、サプリメントは薬のように法律で規制されていないという事です! いろいろな物質が入っているのにも関わらず、サプリメントはあくまで、食品と同じ扱いをされているという事です!



なので、発売者はサプリメントを売るにあたって、国からの発売許可はいらないので、使う成分はほぼ自由なんですよね。ここで重要なのが、「1回分」と記載されている分量も特に科学的根拠で指定されているわけではないという事です。



様々なブランドのプロテインが現在売られていますが、1食分のタンパク質の量まちまちなのに気づいた方は多いと思います! あるプロテインは1回分でタンパク質20gなのに違うやつは倍の40g!とか

ブランドによって全然違うので、そうなると「タンパク質多い方が少ないよりかはいいだろう?」って思った方多いのではないでしょうか?

ただ、そうではないんですよね。



1食のタンパク質いくらいるの?



筋肉を発達させる上で、筋タンパク質の話が重要になります!

その中で重要なものの1つが ”筋たんぱくの合成率 (Fractional Synthesis Rate)

筋トレすると筋細胞が一度ダメージを負うんですが、それを修復していくことによって筋肉は大きくもしくは強くなっていきます!

面白いのが、1回のタンパク質の摂取量が20g以上超えたら筋タンパク質の合成量は変わらない!つまり、運動後にタンパク質を20gとっても、40gとっても、筋タンパク質になる量はほぼ変わらないという事です!


まず、摂取したタンパク質すべてが筋タンパク質になるわけではないです。

そして、20gまでは摂取すればするほどより多くのタンパク質が“筋タンパク質”になるのですが、20g以上のタンパク質をとっても20gとった時と“筋タンパク質”の合成量は変わらない!

じゃあより多くとった残りのタンパク質はどこへ?ってなると、 エネルギーとして使われるか、脂肪に代わって体に貯められます。

誤解のない様にお伝えしますが、これは1日はなく一回の摂取量です! だから、例えば運動後に20gとってさらに数時間後に20gとるのとは話が別です!



数年前、大谷翔平選手がまだ日本ハムファイターズにいらっしゃった時、オフシーズンで身体を大きくするのに、

  • 朝食
  • 数時間後(練習後)にプロテイン (1食目)
  • しばらくして昼食
  • おやつの時間くらいにプロテイン (2食目)
  • 夕食
  • 就寝前にプロテイン (3食目)


という感じにしていたみたいです!当時、テレビで見たのはこれプラス、朝食前(起床直後)夕食後かな?と1日5回プロテイン飲んでいたような記憶があるのですが、調べてもプロテイン自体は3食という情報しか出てこなかったので、今回は3食でお伝えします!

ちなみにダルビッシュ有選手も増量の為に1日5-6回のプロテイン飲んでいたみたいです。ですので、増量や筋肉をつけるためにタンパク質を積極的にとっている方は1回の食事で大量に取らず、1回のタンパク質量は20gより気持ち多めで、消化時間1-2時間開けてまた20gちょいとしてみてください!

1回分が30gとか多く設定されている場合は、1回の摂取量を自分で調節してみてください!

今回は、 市販で売られているサプリメントは、ちゃんとした検査もされていませんし、国の機関が管理していないので”1回分”って書いてあってもその分量が適切だとは限りません! サプリメントに記載されている情報を鵜呑みにしてはいけないという内容でした!

ちなみに”タンパク質”の英語はプロテイン(protein)なので、アメリカでプロテインって言っちゃうとごちゃごちゃなってしまします(笑)プロテインサプリメントやプロテインシェイクっていいましょう(笑)

アメリカの準国家資格(メディカルトレーナー)のアスレチックトレーナー(NATA-ATC)として自分の知識・経験と研究結果を下に学生アスリートの保護者の方・顧問/監督・ファンの方に特に野球に関する怪我、トレーニング、身体の仕組みをお伝えしたいと思っております!興味のある内容・質問などぜひコメントにお願いします!

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参照

日刊スポーツ (2019年9月25日) 巨人契約サプリで禁止薬物、個人契約の他球団選手も

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